2017年05月16日

我が無さすぎるベトナム人男子と我が強すぎる東欧系男子

一応半分くらいまで進学面談が終わったので、今日はちょっとその経過報告。

この文法クラスは、基本的に全員非漢字圏の出身で、ベトナム人の割合が多いクラス。

で、そのベトナム人学生の進学希望先は、ジャンルで書くと


1 観光

2 自動車

3 IT


というラインナップ。

結構、今の所はバランスよく分かれてます。

観光とITは男女関係ないんですが、自動車はやっぱり男子に人気。

自動車はいわゆる整備で、自動車整備はまだそこまで多くないですが比較的色んな大学で学べるし、専門学校になるともっと選択肢が増えます。

特に関西には、「ホンダ」や「トヨタ」の専門学校もありますし、自動車メーカー以外の専門学校もあったりします。


で、こないだ自動車の勉強がしたいと言っていた、ベトナム人男子と進学面談をしていた時のことです。 


彼は私が前に授業をストップして進学の話をしていた時に(→漢字以外の授業をやめて、他のことをした結果) 、このエントリの中では書かなかったんですが、色々と説明していくと学生から質問や「私はこの方向で進もうと考えてる」みたいな意見表明があったりしました。

で、この進学面談をした男子は、その時に「できれば車のデザインがやりたい」って言ってました。

なので、彼のこの面談の日までに、私も色々調べて「車のデザイン」ができる大学や専門学校をピックアップしておきました。

で、その確認をして、「でもね〜色々調べてみたんだけど、やっぱ学費高いところ多いんですよね」って私が言うと、「あ、じゃー整備でいいです」との返事が。

え?それでいいの?もっとグイグイきたりしないの?

と私としても若干拍子抜け。


あと、今日面談したベトナム人男子も自動車整備を学びたがっていて、彼は「ホンダ」の専門学校に決めてました。

まあ本人が決めてるならそれでいいんですけど、あまりにも他の選択肢を考慮にしてなさそうだったので、私はその他の可能性も示唆。

彼の話では、「今ベトナムで一番人気がある自動車メーカーがホンダだから。」というだけの理由だそうです。

でも、

・彼が専門学校で2年、日本で就職して4年(彼の計画ではこの後帰国する予定)たつ間に、その流れは変わってる可能性が高い(例えば今から10年前はまだスマホ無かったし)

・ホンダは人気があるっていうことは、逆にそれを快く思ってないベトナム国内の自動車産業の関係者も多くいて、なんかの標的にならないとも限らない(昔のアメリカさんの日本車バッシングを思い出していただけるとイメージしやすいかも。実際、去年ぐらいにベトナム政府は輸入自動車の関税をあげませんでしたっけ?)

・最初からホンダに就職するつもりならいいけど、もし途中で気が変わって他の自動車メーカーに就職したくなった時に、不利にならないのか?例えばトヨタの採用試験を受けてる時に、「あなたはどうしてホンダで学んだのに、うちに来たいんですか?」と聞かれたり

ってことを言ったら、「じゃー先生オススメの学校にします!」って・・・


うん、もうちょっと考えよう!


ちょっと我が無さすぎやしませんか?


でも、一昨年、去年と比べても、皆自分のこととしてちゃんと考えてるのは分かるし、えらい!


一方、東欧系男子(東欧出身の学生は数が少なく、国籍を特定してしまうと身バレする可能性があるので、東欧系男子で通します)は我が強いこと強いこと。

彼とは進学面談ではないんですが、他のことで話があると言われ聞いてるうちに、その話の流れで進学の話題に。

で、彼は「今は日本語の勉強が大切だから、英語の勉強をするつもりはない」っていう一見正論のようなものを言って来たのですが、そのあまりに強い断定の仕方が気になり、話を聞いていくとちょっと?なことが出て来ました。

彼は第二外国語として英語はかなりできるらしいんですが、彼が受けたTOEICはかなり前で、そのスコアは今は使えません。

でも、英語には自信があると。

だから英語は一切やらないと。

彼はビジネスがやりたいということなんですが、どんなビジネスをやるにしろ英語は重要なスキルであるってことは意見が一致し、しかしその後、私が「じゃーそのビジネスの顧客があなたの英語の能力はどうやって判断するの?と聞くと、「私と直接話せば、私の能力が分かってもらえます。」

私「・・・・・」


私「じゃーたくさんのあなたと同じようなビジネススキルを持った人の中から、どうやってその顧客はあなたを選ぶことができるの?」

私「直接話せば能力が分かるっていういうけど、それって逆に考えたら『話すまでは相手はあなたの英語の能力は分からない』ってことだよね?それって、顧客が最初に触れることになる情報にあなたの英語の能力が載ってないってことだよね?それって不親切だし、選ばれにくくなるんじゃない?」

東欧系男子「あ、それはそうかも・・・」


っていう流れでやっと「TOEICの勉強も、日本語と並行してやっていきます。」という言葉にたどり着きました。

かなり省略して書いてますけど、ここまで来るのに20分以上かかりましたから。


我がなさすぎる学生もいるし、我が強すぎる学生もいますけど、それって学生たちの個性でもあるし面白いところでもあります。


残ってるあと半分の学生たちはどんなことを言って来るのか、楽しみでもあり不安でもあります。


まあでも、そういうのもひっくるめて進学指導だし、できれば私としても楽しんでやっていきたい!


ほな、さいなら!
 

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