akky がオンラインレッスンを勧めない3つの理由私が今作ろうと思ってる日本語教材の内容

2018年01月12日

質問のレベルが上がり、バラバラだった知識がシナプス結合してきた文法クラス

おはようございます。

午前中にブログ書くのとか初めてかも。

まあでも、今年は色々今までとは違う運営をやっていく予定で、今までやったことないことをやってみようかなと。


さて、昨日の漢字の授業の中で「超」という漢字があり、この訓読みに「超える」があります。

で、普通に説明していき一通り説明が終わった段階で、ベトナム人男子が「先生、『越える』とどう違いますか?」と質問してきました。

典型的ではありますが、超良い質問! 


その質問に答えると、大きく頷いて納得しているご様子。


因みにザックリ違いを説明すると、その主体が


超える・・・数量、抽象的なもの(例:弟子の才能が師匠を超えた。 など)

越える・・・物理的な場所や時間


ですかね。


いつものように、全部は説明せずにこの時も学生に色々質問しました。

例えば、「越える」の説明の時に、

私「山◯越える。の時の、◯に入る助詞は何?」

学生1「で」

学生2「に」

学生3「を」

私「結局、どれ?」


この後しばらくあーでもないこーでもない、ってやってましたが、趨勢としては「を」が優勢に。


ここでもすかさず「何で『を』なんですか?」

と理由を聞きました。(→2018年一発目の授業で学生の成長に気づいたのとそれに必要な教師側のスキル

すると、

学生「公園を散歩する、の『を』と同じ種類です。」

との発言が出てきました。


その時に私が気づいたのが、それまで「に」とか「で」と言っていた学生も、さっきの発言により私が4月に行った助詞の授業を思い出してるっぽかったこと。

私がこの種類の「を」を教える時によく使うキーワードがあるんですが、学生の誰かがそのキーワードをボソッと言ってるのがちょっと聞こえたんです。


つまりこれは何を意味するかというと、学生が教わったことは教わったという程度の知識が、ここへきてシナプス結合してきてるってこと。


バラバラだったものが、有機的に繋がり始めてるんです。

言い換えると、4月に得た知識がやっと彼らの中で意味をなし始めたということではないかと。


今まで私の経験では、上級の段階になると助詞をもう一度分類して教えても、化石化してしまっているためなかなか直っていかないことが多かったんですが、なぜか今回は違うようです。


その理由はまだ分かりませんが、とりあえず今の段階では結果が良いのでよしとします。


よく日本語教師はやり甲斐があるって言われますけど、私の場合はこういう時に最もやり甲斐を感じます。


あともう少しですが、学生の日本語能力を最大化するためにゆるゆるやっていきます。


ほな、さいなら!


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akky_san at 11:03│Comments(0)留学生 | ベトナム人学生

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