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2020年02月22日

勝間和代さんのメルマガを読んで考えた日本語のコロケーションの変化

私は以前から勝間和代さんのメルマガを購読しています。

今日の彼女のメルマガに面白い部分があったので、それについて考えたことを書きます。

メルマガの内容は、最近は歩くのが1万歩どころか2万歩くらいになってきたというもので、その中に

ずっと本を聞きながら歩いてしまいます。

という表現があったんです。


ところで、コロケーションって知ってますか?

語と語の結びつきのことなんですが、例えば、

暴力を(    )

とかだと、普通「振るう」がきますよね?そういう結びつきのことです。

コロケーションについては、こっちのエントリに少し書いています。




で、勝間さんの「本を聞く」って新しいなと。

普通、本を(   )だと(   )の中には「読む」が入るのが従来は妥当でしたが、確か勝間さんはオーディオブックを本の内容のインプットに利用されていらっしゃるので、まさに「本を聞く」と言えるわけです。

今は日本でも、Amazonプライム会員だと無料でaudibleが利用できたりしますし、アメリカなんかだと結構車社会なのでそういうのを使って本を聞く人が多いそうです。





で、そういう人が増えてくると「本を聞く」っていうコロケーションも許容されて行くのかな、と。


そうなってくると、「本を読む」のように将来消える可能性があるコロケーションも出てきそう。


・電話をかける
・(人が)車を運転する
・お金を払う
・注文を聞く
 
などは、将来消えるかもしれませんね。

これ読んでる読者の方なら、どういう根拠というか、何に取って代わられるか分かりますよね?

因みに、まだかろうじて

・電報を打つ

とかはあるんですかね?

もしドキュメントなどへの音声入力が一般化すると、キーボードを打つ/叩くっていうコロケーションも無くなるのかも。


私は言葉って、ある一定以上の時間をかけて徐々に変化して行くものだとばかり思っていましたが、テクノロジーの急速な進歩に伴って変わっていくように今後はなって行くのかなと思うようになりました。

それと、日本語教師も意識的に様々な媒体での情報収集に努めていないと、こういう変化を見逃しがちになるのかな、とも。

私ももうちょっと色々とアンテナを伸ばしておこうと考えています。


ほな、さいなら!


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akky_san at 20:00│Comments(0)日本語 | 変化

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