EJU
2017年06月19日
2017年度6月の日本留学試験(EJU)の記述はこんな問題だったらしい
今年の第一回目の日本留学試験(EJU)が、昨日行われました。
最近の学生を見てると、その試験の出来不出来より色々と心配事が・・・
1 試験に遅刻してないか
2 留学試験の試験監督は超厳しく、ちょっとでも不審な動きをするとカンニング認定されてしまうので、そういうことになってないか
の2点。
幸い、今日の学生の様子を見聞きしたら、そういうことは無さそうで安心しました。
ただ、この段階で100%安心できない理由は、「去年は自分の失敗(カンニング認定されたこと)の発覚を恐れてそのことを言わず、土壇場になって白状した学生がいた」から。
こういうの、ホンマに怖いんですよね・・・
怒られると思って言わないんでしょうけど、私たち進学指導をしている立場の者がその事実を知るのが遅くなればなるほど、事態は悪化してしまいます。
なぜかというと、こちらとしてはきちんと受験できてるって思って指導していて、その学生の進学先の選択肢として受験できる大学を考慮に入れて指導するから。
特に、関西だと関関同立なんかは10月くらいに受験がスタートするので、6月の留学試験を受けてないとそのスコアを利用することができなくなってしまいます。
また、例えば1月〜2月に受験がある国公立大学を狙っている学生も、11月の留学試験のスコアが悪かった場合、6月を受けていてそっちの方の点数が良い場合は、6月の結果を利用することもできます。
今年の学生には、自分で自分の選択肢を減らすようなことは、避けていただきたいモンです。
☆☆☆☆☆☆☆
そして、今回の記述の問題です。
私が月曜日に担当している小論文のクラスは、まあまあできる人たちなので、どんな問題だったかっていう説明も1回で理解することができました。
この説明で、学生の日本語の口頭能力が大体測れてしまうっていう。
彼らの話を総合したところ、次のような問題だったそうです。
A オリンピックが行われることのメリットとデメリットを挙げ、あなたの意見を述べなさい
B 学生にとって、1ヶ月以上の長い休暇が良いことなのか悪いことなのか両方踏まえて、あなたの意見を述べなさい
です。
これ、もしあなただったらどっちを選びますか?
多分私だったらAですかね。
そして、無難にオリンピックが行われることの
メリット → 経済波及効果
デメリット → テロなど治安の悪化
などを挙げて意見を述べますかね。
で、ちょっと思ったのが、この問題に関してはある程度の知識や情報などを持ってる学生に有利かな?ってことです。
例えば、オリンピック開催による観光客がどれくらい来日するのか、あるいは彼らがどれくらいお金を落とすと見込まれているのか、会場の建設費や整備費などコストがどれくらいかかっているのか、といった数字やデータなどがあれば一気に説得力が増します。
ちょっと話は飛ぶんですけど、オリンピックの準備間に合うんですかね?
なんか東京都はずーっと築地の移転問題でグダグダなってるし、自民党も色々問題が明るみに出てきて内閣の支持率も下がってるみたいだし・・・
まああと3年ある(3年しかないとも言えるけど)から、まだそこまで差し迫った問題じゃないと捉えてるんですかね?
話を戻します。
で、私が書きようがないと思うのが、Bの問題。
私が学生からこの問題について聞いた時は、「1ヶ月以上」って言われてなかったので、てっきり gap year(よく欧米の学校などで行われている、高校を卒業してから大学に入るまでの間、外国に留学したりボランティア活動に勤しんだりする期間) 的なものかと思っていて、それだったら何かしら書けそう。
でも実際の問題は「1ヶ月以上」っていう相当短い期間が想定されていて、その程度の期間であれば夏休みも該当します。
で、既に当たり前に行われていることの是非やメリット・デメリットを考えるのって、相当難しくないですか?
よっぽど0ベース思考で考えないと無理っぽい。
でも出題者はそこまで考えてるわけでも無さそう。
前からしつこく書いてますけど、こういう問題でどうやって受験者の論理性を測るんだろう?
普段の小論文で学生が書く文章の論理性と、その学生が実際に留学試験の記述で取ったスコアを考え合わせると、もう論理性は度外視してて日本語のレベルだけで点数がついてるんじゃいの?とさえ思うレベル。
端的に書くと、相当論理がムチャクチャな学生でも40点とか45点くらい取ってしまうってことです。
このレベルで40点ってことは、25点の学生って・・・などと思ってしまいます。
☆☆☆☆☆☆☆
まあ試験はもう終わってしまってるので、あとは結果を待つばかり。
大体1ヶ月後くらいに発送されるんですよね。
そして、今は高望みの希望を持っていても、この試験の結果が出ればだいぶ現実的に考えられるようになります。
なので、そこからが進学に向けて本格スタートってことになります。
頑張ってる学生は、その努力が報われてほしいモンです。
ほな、さいなら!
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最近の学生を見てると、その試験の出来不出来より色々と心配事が・・・
1 試験に遅刻してないか
2 留学試験の試験監督は超厳しく、ちょっとでも不審な動きをするとカンニング認定されてしまうので、そういうことになってないか
の2点。
幸い、今日の学生の様子を見聞きしたら、そういうことは無さそうで安心しました。
ただ、この段階で100%安心できない理由は、「去年は自分の失敗(カンニング認定されたこと)の発覚を恐れてそのことを言わず、土壇場になって白状した学生がいた」から。
こういうの、ホンマに怖いんですよね・・・
怒られると思って言わないんでしょうけど、私たち進学指導をしている立場の者がその事実を知るのが遅くなればなるほど、事態は悪化してしまいます。
なぜかというと、こちらとしてはきちんと受験できてるって思って指導していて、その学生の進学先の選択肢として受験できる大学を考慮に入れて指導するから。
特に、関西だと関関同立なんかは10月くらいに受験がスタートするので、6月の留学試験を受けてないとそのスコアを利用することができなくなってしまいます。
また、例えば1月〜2月に受験がある国公立大学を狙っている学生も、11月の留学試験のスコアが悪かった場合、6月を受けていてそっちの方の点数が良い場合は、6月の結果を利用することもできます。
今年の学生には、自分で自分の選択肢を減らすようなことは、避けていただきたいモンです。
☆☆☆☆☆☆☆
そして、今回の記述の問題です。
私が月曜日に担当している小論文のクラスは、まあまあできる人たちなので、どんな問題だったかっていう説明も1回で理解することができました。
この説明で、学生の日本語の口頭能力が大体測れてしまうっていう。
彼らの話を総合したところ、次のような問題だったそうです。
A オリンピックが行われることのメリットとデメリットを挙げ、あなたの意見を述べなさい
B 学生にとって、1ヶ月以上の長い休暇が良いことなのか悪いことなのか両方踏まえて、あなたの意見を述べなさい
です。
これ、もしあなただったらどっちを選びますか?
多分私だったらAですかね。
そして、無難にオリンピックが行われることの
メリット → 経済波及効果
デメリット → テロなど治安の悪化
などを挙げて意見を述べますかね。
で、ちょっと思ったのが、この問題に関してはある程度の知識や情報などを持ってる学生に有利かな?ってことです。
例えば、オリンピック開催による観光客がどれくらい来日するのか、あるいは彼らがどれくらいお金を落とすと見込まれているのか、会場の建設費や整備費などコストがどれくらいかかっているのか、といった数字やデータなどがあれば一気に説得力が増します。
ちょっと話は飛ぶんですけど、オリンピックの準備間に合うんですかね?
なんか東京都はずーっと築地の移転問題でグダグダなってるし、自民党も色々問題が明るみに出てきて内閣の支持率も下がってるみたいだし・・・
まああと3年ある(3年しかないとも言えるけど)から、まだそこまで差し迫った問題じゃないと捉えてるんですかね?
話を戻します。
で、私が書きようがないと思うのが、Bの問題。
私が学生からこの問題について聞いた時は、「1ヶ月以上」って言われてなかったので、てっきり gap year(よく欧米の学校などで行われている、高校を卒業してから大学に入るまでの間、外国に留学したりボランティア活動に勤しんだりする期間) 的なものかと思っていて、それだったら何かしら書けそう。
でも実際の問題は「1ヶ月以上」っていう相当短い期間が想定されていて、その程度の期間であれば夏休みも該当します。
で、既に当たり前に行われていることの是非やメリット・デメリットを考えるのって、相当難しくないですか?
よっぽど0ベース思考で考えないと無理っぽい。
でも出題者はそこまで考えてるわけでも無さそう。
前からしつこく書いてますけど、こういう問題でどうやって受験者の論理性を測るんだろう?
普段の小論文で学生が書く文章の論理性と、その学生が実際に留学試験の記述で取ったスコアを考え合わせると、もう論理性は度外視してて日本語のレベルだけで点数がついてるんじゃいの?とさえ思うレベル。
端的に書くと、相当論理がムチャクチャな学生でも40点とか45点くらい取ってしまうってことです。
このレベルで40点ってことは、25点の学生って・・・などと思ってしまいます。
☆☆☆☆☆☆☆
まあ試験はもう終わってしまってるので、あとは結果を待つばかり。
大体1ヶ月後くらいに発送されるんですよね。
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2017年04月26日
直近2年の留学試験(EJU)を分析して気づいたこと3つと、それで分かったこの試験の難しさ
ちょっと暇だったんで、直近2年(2015年と2016年)の留学試験(EJU)の内容を分析してみました。
私が留学試験対策をガンガンやってた10年前とは、かなり傾向が変わってきてるって感じてて、じゃー具体的にどういうふうに変わってるのか知りたかったんです。
いや〜やっぱかなり変わってましたね。
というわけで、私が気づいたことと、それを見て考え分かったことを書いていきます。
☆☆☆☆☆☆☆
1 生き物の生態についての文章が多い
これは、ちょっと意外な結果でした。
理系の内容が多いとは思ってなかったです。
具体的に書くと、
2015年1回目 【読解】トビウオ、朝顔 【聴解】カラス、オランウータン 【聴読解】ハエ
2015年2回目 【読解】チンパンジー、クロマツ、カメレオン 【聴解】深海魚、カエル 【聴読解】ある種の魚、ダンゴムシ
2016年1回目 【読解】タカ、チンパンジー 【聴解】アワヨトウ(虫)、ミミズ 【聴読解】インコ、ミジンコ、サワガニ、サル
2016年2回目 【読解】野生動物、バクテリア、ゾウリムシ 【聴解】スイカ、フクロウ、ペンギン 【聴読解】イルカ、猫、動物
といったラインナップです。
ちょっと思ったのが、こういう内容だと対策の立てようが無いってこと。
だからこそ、こういうジャンルの文章を選んでるのかもしれませんけどね。
2 企業経営、マーケット、金融関係が多い
2015年1回目 【読解】プロフェッショナル、ホワイトノイズ、メカニズム 【聴解】在宅勤務、生産方法の変化 【聴読解】マーケティング、ブランド、商品の陳列
2015年2回目 【読解】ベストセラー、ワーカホリック、日本型雇用、家族主義的、フィルター 【聴解】コスト削減 【聴読解】特に無し
2016年1回目 【読解】ダブルバインド、消費者行動 【聴解】会社の成長 【聴読解】ニーズ、ターゲット
2016年2回目 【読解】経営の目的、消費者ニーズの多様化、ビジネスモデル、コモディティ化 【聴解】在宅勤務、リーダーシップ、ヴィジョン 【聴読解】販売促進方法、顧客ロイヤルティ
ぱっと見では経営に関係なさそうな語彙でも、文脈でそっちに寄せてきてるものもありました。
3 ジャンルを超えてムズい語彙も目白押し
私が今教えている学生たちが知らんやろなぁ〜っていう語彙を、科目も年も関係なく挙げていきます。
周波数、α波、海馬、異文化需要のプロセス、剽窃(ひょうせつ)、アイデンティティ、ヒートアイランド、高解像度、キュレーター、欲求不満耐性、反骨精神、インパクト、競争優位性、 補完関係、社会的正義、キャスティングです。
この辺りの語彙は、ホンマにムズい
日本語教師でも知らない語彙とかありそう。
中には、相当専門性が高い語彙もあったりしますから、普段生活してても遭遇しない言葉もあったりします。
この結果、私が分かったこの試験の難しさ
この留学試験(EJU)の難しさは、ズバリ「日本語以外の、その人が高校卒業まで受けてきた教育が、ものすごく反映されてしまう」ってこと。
どういうことかというと、例えば「ヒートアイランド現象」っていう概念を日本留学までのどこかの時点で学んで知っていたら、その問題は容易に理解できるんですが、一方その概念を知らないと内容の把握が非常に困難になるんです。
確かに「ヒートアイランド現象」を説明している部分はあるんですけど、その学生にストラテジーが無いと知らない語彙が出てきた瞬間思考停止してしまい、そこでストップします。
さらに追い討ちをかけるように、その語彙の説明部分にまた知らない語彙が出てきたら、その時点で試合終了です。
っていうか、これらのことから分かるように、この留学試験(EJU)は、受験者の純粋な日本語能力を測るのが目的ではなく、大学に入ってからついてこられるだけの基礎的な知識があるかどうかを測るテストってわけ。
だから逆に、初級が終わったばかりの漢字圏の学生が、
・日本語以外の知識を総動員し、
・漢字から意味を推理し(決して『読解』では無い)、
その結果、400点満点中300点くらいを取ったりするんですよね。
このテストには賛否両論色々ありますが、さしあたり私がうちの学生のために何をすれば点数アップにつながるのかを、これから模索していくつもりです。
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私が留学試験対策をガンガンやってた10年前とは、かなり傾向が変わってきてるって感じてて、じゃー具体的にどういうふうに変わってるのか知りたかったんです。
いや〜やっぱかなり変わってましたね。
というわけで、私が気づいたことと、それを見て考え分かったことを書いていきます。
☆☆☆☆☆☆☆
1 生き物の生態についての文章が多い
これは、ちょっと意外な結果でした。
理系の内容が多いとは思ってなかったです。
具体的に書くと、
2015年1回目 【読解】トビウオ、朝顔 【聴解】カラス、オランウータン 【聴読解】ハエ
2015年2回目 【読解】チンパンジー、クロマツ、カメレオン 【聴解】深海魚、カエル 【聴読解】ある種の魚、ダンゴムシ
2016年1回目 【読解】タカ、チンパンジー 【聴解】アワヨトウ(虫)、ミミズ 【聴読解】インコ、ミジンコ、サワガニ、サル
2016年2回目 【読解】野生動物、バクテリア、ゾウリムシ 【聴解】スイカ、フクロウ、ペンギン 【聴読解】イルカ、猫、動物
といったラインナップです。
ちょっと思ったのが、こういう内容だと対策の立てようが無いってこと。
だからこそ、こういうジャンルの文章を選んでるのかもしれませんけどね。
2 企業経営、マーケット、金融関係が多い
2015年1回目 【読解】プロフェッショナル、ホワイトノイズ、メカニズム 【聴解】在宅勤務、生産方法の変化 【聴読解】マーケティング、ブランド、商品の陳列
2015年2回目 【読解】ベストセラー、ワーカホリック、日本型雇用、家族主義的、フィルター 【聴解】コスト削減 【聴読解】特に無し
2016年1回目 【読解】ダブルバインド、消費者行動 【聴解】会社の成長 【聴読解】ニーズ、ターゲット
2016年2回目 【読解】経営の目的、消費者ニーズの多様化、ビジネスモデル、コモディティ化 【聴解】在宅勤務、リーダーシップ、ヴィジョン 【聴読解】販売促進方法、顧客ロイヤルティ
ぱっと見では経営に関係なさそうな語彙でも、文脈でそっちに寄せてきてるものもありました。
3 ジャンルを超えてムズい語彙も目白押し
私が今教えている学生たちが知らんやろなぁ〜っていう語彙を、科目も年も関係なく挙げていきます。
周波数、α波、海馬、異文化需要のプロセス、剽窃(ひょうせつ)、アイデンティティ、ヒートアイランド、高解像度、キュレーター、欲求不満耐性、反骨精神、インパクト、競争優位性、 補完関係、社会的正義、キャスティングです。
この辺りの語彙は、ホンマにムズい
日本語教師でも知らない語彙とかありそう。
中には、相当専門性が高い語彙もあったりしますから、普段生活してても遭遇しない言葉もあったりします。
この結果、私が分かったこの試験の難しさ
この留学試験(EJU)の難しさは、ズバリ「日本語以外の、その人が高校卒業まで受けてきた教育が、ものすごく反映されてしまう」ってこと。
どういうことかというと、例えば「ヒートアイランド現象」っていう概念を日本留学までのどこかの時点で学んで知っていたら、その問題は容易に理解できるんですが、一方その概念を知らないと内容の把握が非常に困難になるんです。
確かに「ヒートアイランド現象」を説明している部分はあるんですけど、その学生にストラテジーが無いと知らない語彙が出てきた瞬間思考停止してしまい、そこでストップします。
さらに追い討ちをかけるように、その語彙の説明部分にまた知らない語彙が出てきたら、その時点で試合終了です。
っていうか、これらのことから分かるように、この留学試験(EJU)は、受験者の純粋な日本語能力を測るのが目的ではなく、大学に入ってからついてこられるだけの基礎的な知識があるかどうかを測るテストってわけ。
だから逆に、初級が終わったばかりの漢字圏の学生が、
・日本語以外の知識を総動員し、
・漢字から意味を推理し(決して『読解』では無い)、
その結果、400点満点中300点くらいを取ったりするんですよね。
このテストには賛否両論色々ありますが、さしあたり私がうちの学生のために何をすれば点数アップにつながるのかを、これから模索していくつもりです。
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2016年11月19日
留学試験(EJU)でベトナム人留学生が点を取れない決定的な原因と聴解の4つのフェーズ
先日行われた留学試験(EJU)について学生と話していて色々と思うところはあったのですが、こないだ留学試験の聴解問題をやっていたときの学生の反応を見て、「あ、だからこの人達は点が取れないんだ!」と、彼らの点が取れない決定的な原因に気づいちゃいました。
まあ私が今まで考えてたのは、「語彙が少ない」ことで、確かに語彙を知らなければ当然点数は取れないんですけど、私はここで思考停止してたんです。
その語彙が分かったとしても、点数に結びつかないっていうケースがあり、それが決定的な原因になっているってこと。
つまり、ただ単純に語彙を知ってるか知らないかだけでは済まない部分があるんです。
で、その原因を書く前に、その気づきに至った「聴解の4つのフェーズ」について書いていきたいと思います。
☆☆☆☆☆☆☆☆
先日やっていた聴解問題っていうのがヒートアイランド現象に関するものでした。
皆さん、ヒートアイランド現象についての内容だったら、キーワードは何だと思いますか?
答えは、「輻射熱」です。
あ、これ読んでる日本語勉強中の方もいるようなので、念のために読み方を書くと、「ふくしゃねつ」です。
で、この問題ができた学生群とできなかった学生群の違いについて考えていて、4つのフェーズに気づいたワケです。
その4つのフェーズっていうのは、この問題に当てはめて考えると
1 もともと「ヒートアイランド現象」という言葉も「輻射熱」という言葉も概念も知っている
2 どっちの言葉も知ってはいないものの、概念は知っていて文脈で意味が類推できる
3 どっちの言葉も日本語では分からず類推もできないけど、概念は知っている
4 概念を最初から知らない
の4段階。
1は、まあこういう留学生はあまりいませんが、いたとしたらかなりの高得点をたたき出せるハズです。
2は、何とか点数に結びつけることができる学生。
問題文や文脈から、何についての内容なのかを類推でき、「この言葉は多分こういう意味だろう」と判断できます。
3は、この段階では点数が取れません。
概念自体は知ってるんだけど、その聴解で話されている内容がその概念と関係あるとは気づきません。
で、このトピックの他の語彙も日本語では分からないから、類推もできません。
ただ、本人がやる気を出して(覚える作業は何よりも本人のモチベーションが左右するから)、コツコツと語彙を積み重ねていけば、将来的には正解できるハズです。
問題は4です。
こういう学生に、問題の解説をしようと思っても、その語彙が何かだけではなく概念から説明しなければならなくなり、そうなると日本語の問題では無くなってきます。
私もそういうクラスでそういう解説をしたことがありますけど、皆「ポカーン」としてて、授業をやってるほうとしては超虚しいです。
なんとなく私の肌感覚だと、2と3のフェーズの学生が多そう。
私が小論文を担当してるクラスだと、ザックリ8割が2のフェーズで2割が3のフェーズっぽいです。
このクラスは理系の学生が多いということもあり、こういうジャンルのトピックだと比較的強くて、さすがに4のフェーズの学生はいないようです。
でも、文法のクラスは、4のフェーズの学生が圧倒的に多そう。
その証拠になるかどうか分かりませんが、聴解を担当してる先生によると、「留学試験(EJU)の聴解の時はどないもこないもならんかったけど、留学試験が終わっ、聴解をN2対策にしたとたん、まるで別人のように聞けるようになってて、超不思議」ということです。
つまり、留学試験はその内容が若干専門的っていうかアカデミックっていうか、大学の講義で話されるようなないようである一方、日本語能力試験はもうちょっと一般的なものだからなのではないか、と思ったわけです。
☆☆☆☆☆☆☆
このように考えてくると、留学試験の聴解で点数を取ろうと思うと、日本語以前の母国での教育がかなり影響してくることが分かります。
これは、読解や聴読解でも同じで、ただ単に日本語を読んだり聞いたりするっていうのとは若干違うストラテジーが要求されます。
聴読解なんか、グラフを見ただけで何が問われるのか問題文を聞く前に分かったりしませんか?
例えば、実践問題集だか他の問題集だったかは忘れたんですが、聴読解の問題でフランスのブルボン王朝の家系図が出ていて、私はそれを見た瞬間何が問われるのか分かりましたし。
このあたりの歴史が好きなもんですから。
私がタイトルでどうしてベトナム人留学生って限定したのかというと、中国とかに比べてベトナムは地域や親の所得によって受ける教育の内容と質に大きな開きがありそうだからです。
私はベトナムに行ったことはないし、恐らくそういうデータも出ていないので推測の域をでないのですが、ベトナム人留学生本人たちからの話を総合すると、そういう結論に行き着いてしまいます。
因みに、中国にも地域間格差はありますが、ベトナムほど大きな差ではなさそう。
私は今まで、語彙さえ増やせば留学試験で正解が増えて点数に結びつくだろう、と考えてきました。
しかし、それほど単純な問題ではなく、4のフェーズの学生に対しては日本語教師のできることは少ないと考えています。
そして、今後ベトナム人留学生がもっと増えてくるとなると、このあたりのことも考慮したうえで日本語教育を行う必要も出てきます。
私たちにできることは何だろう?と今から考えていかないといけませんね。
ほな、さいなら!
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まあ私が今まで考えてたのは、「語彙が少ない」ことで、確かに語彙を知らなければ当然点数は取れないんですけど、私はここで思考停止してたんです。
その語彙が分かったとしても、点数に結びつかないっていうケースがあり、それが決定的な原因になっているってこと。
つまり、ただ単純に語彙を知ってるか知らないかだけでは済まない部分があるんです。
で、その原因を書く前に、その気づきに至った「聴解の4つのフェーズ」について書いていきたいと思います。
☆☆☆☆☆☆☆☆
先日やっていた聴解問題っていうのがヒートアイランド現象に関するものでした。
皆さん、ヒートアイランド現象についての内容だったら、キーワードは何だと思いますか?
答えは、「輻射熱」です。
あ、これ読んでる日本語勉強中の方もいるようなので、念のために読み方を書くと、「ふくしゃねつ」です。
で、この問題ができた学生群とできなかった学生群の違いについて考えていて、4つのフェーズに気づいたワケです。
その4つのフェーズっていうのは、この問題に当てはめて考えると
1 もともと「ヒートアイランド現象」という言葉も「輻射熱」という言葉も概念も知っている
2 どっちの言葉も知ってはいないものの、概念は知っていて文脈で意味が類推できる
3 どっちの言葉も日本語では分からず類推もできないけど、概念は知っている
4 概念を最初から知らない
の4段階。
1は、まあこういう留学生はあまりいませんが、いたとしたらかなりの高得点をたたき出せるハズです。
2は、何とか点数に結びつけることができる学生。
問題文や文脈から、何についての内容なのかを類推でき、「この言葉は多分こういう意味だろう」と判断できます。
3は、この段階では点数が取れません。
概念自体は知ってるんだけど、その聴解で話されている内容がその概念と関係あるとは気づきません。
で、このトピックの他の語彙も日本語では分からないから、類推もできません。
ただ、本人がやる気を出して(覚える作業は何よりも本人のモチベーションが左右するから)、コツコツと語彙を積み重ねていけば、将来的には正解できるハズです。
問題は4です。
こういう学生に、問題の解説をしようと思っても、その語彙が何かだけではなく概念から説明しなければならなくなり、そうなると日本語の問題では無くなってきます。
私もそういうクラスでそういう解説をしたことがありますけど、皆「ポカーン」としてて、授業をやってるほうとしては超虚しいです。
なんとなく私の肌感覚だと、2と3のフェーズの学生が多そう。
私が小論文を担当してるクラスだと、ザックリ8割が2のフェーズで2割が3のフェーズっぽいです。
このクラスは理系の学生が多いということもあり、こういうジャンルのトピックだと比較的強くて、さすがに4のフェーズの学生はいないようです。
でも、文法のクラスは、4のフェーズの学生が圧倒的に多そう。
その証拠になるかどうか分かりませんが、聴解を担当してる先生によると、「留学試験(EJU)の聴解の時はどないもこないもならんかったけど、留学試験が終わっ、聴解をN2対策にしたとたん、まるで別人のように聞けるようになってて、超不思議」ということです。
つまり、留学試験はその内容が若干専門的っていうかアカデミックっていうか、大学の講義で話されるようなないようである一方、日本語能力試験はもうちょっと一般的なものだからなのではないか、と思ったわけです。
☆☆☆☆☆☆☆
このように考えてくると、留学試験の聴解で点数を取ろうと思うと、日本語以前の母国での教育がかなり影響してくることが分かります。
これは、読解や聴読解でも同じで、ただ単に日本語を読んだり聞いたりするっていうのとは若干違うストラテジーが要求されます。
聴読解なんか、グラフを見ただけで何が問われるのか問題文を聞く前に分かったりしませんか?
例えば、実践問題集だか他の問題集だったかは忘れたんですが、聴読解の問題でフランスのブルボン王朝の家系図が出ていて、私はそれを見た瞬間何が問われるのか分かりましたし。
このあたりの歴史が好きなもんですから。
私がタイトルでどうしてベトナム人留学生って限定したのかというと、中国とかに比べてベトナムは地域や親の所得によって受ける教育の内容と質に大きな開きがありそうだからです。
私はベトナムに行ったことはないし、恐らくそういうデータも出ていないので推測の域をでないのですが、ベトナム人留学生本人たちからの話を総合すると、そういう結論に行き着いてしまいます。
因みに、中国にも地域間格差はありますが、ベトナムほど大きな差ではなさそう。
私は今まで、語彙さえ増やせば留学試験で正解が増えて点数に結びつくだろう、と考えてきました。
しかし、それほど単純な問題ではなく、4のフェーズの学生に対しては日本語教師のできることは少ないと考えています。
そして、今後ベトナム人留学生がもっと増えてくるとなると、このあたりのことも考慮したうえで日本語教育を行う必要も出てきます。
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2016年11月14日
2016年度 11月の日本留学試験(EJU)の記述はこんな問題だったらしい
昨日、2016年度の2回目の日本留学試験が終わりました。
ウチの進学コースのかなりの割合の学生は、主に国公立大学への進学を目指しているので、この11月の留学試験がかなり重要になってくるため、もう合格してる学生や留学試験の結果が必要ない学生以外はほとんどの学生が受けたようです。
今日の小論文の学生に聞いたところ、
・日本語は聴読解が難しかった
・日本語は読解が難しかった
・日本語は聴解が難しかった
とのこと。
要するに全部難しいっていうか、その学生の苦手分野はやっぱり今回もできなくて難しいと感じたってところでしょうか?
でも、共通して学生が言ってたのは「聴読解が難しかった」ってことなので、聴読解はマジで難しかったんでしょうかね。
あと、うちの学生は理系が多いので、そっちの科目についての話も出ていて、彼らの話によると、
・数学コース2は難しかった
・化学は基本的な問題だったから、きちんと勉強してればできるはず
・物理は難しかった
だそうです。
総合科目とかは聞くのを忘れました。
そして、今年もいました。やらかした学生が・・・
一人は、物理を選択したにもかかわらず、選択した科目の「物理」にマークするのを忘れたそう。
もう一人は、数学のコース2にマークしたにもかかわらず、コース1の問題をやってしまったっていう。
ただ数学の場合は、不幸中の幸いになるのかならないのかは分かりませんが、大問Ⅰの問1と問2はコース1もコース2も同じ問題なので、その問題ができていれば一応点数はあるみたい。
まあでも、毎回こういうポカをやってまう学生っていうのはいるもんなんですよね・・・
アホですね~
っていうか、どうすんだろ?
私が進学を担当してるクラスは国公立狙いの学生はおらず、日本語(記述も)のみを受けたようなので、他科目のそういうミスはなかったです。
でも、その学生たちは専任の先生が進学指導をしている学生だから、何とかしてくださるだろうと信じてます。
☆☆☆☆☆☆☆
さて、今回の留学試験の記述の問題はどうだったんでしょうか?
一応、学生が口々に話してくれた話を総合すると、次のような問題だったようです。
A 現在、ロボットは人間の代わりに仕事をしています。その良い点と悪い点を挙げて、あなたの意見を述べなさい。
B 以前は有名ではなかった場所が、有名な観光地になりました。その良い点と悪い点を挙げて、あなたの意見を書きなさい。
こんなふうな問題。
今回も、論理的思考力は全く問われていない問題です。
っていうか、受験者の変化の傾向に合わせてるカンジがしなくもないと思うのは私だけ?
つまり、受験者のレベルが下がったのに合わせて、出題レベルも下げてるような・・・
ウチの小論文のクラスの、いつも安定的にソコソコ論理的な文章が書ける学生が、「先生、私時間が足りなくて、結論が書けませんでした!」って言ってきたので、ビックリ。
彼女は、時間内に比較的構成も内容もしっかりしていて、読みやすい文章が書ける学生だったから。
私「どうしてそういうことになったの?」
学生「AもBもどっちも簡単に書けそうだったから、どっちを選んだらいいか迷ってしまって・・・」
恐らく彼女は、今まではAかBのどちらかが明らかに書けそうもないテーマで、必然的に片方を選ばざるを得ない状況だったから迷わなかったんだろうな、って私は推測します。
今まではそうだったのに、今回はどっちも書ける!って思ってしまったのが敗因かな。
ただ、私がめっちゃ興味津々なのは、「結論が書けなかった記述の点数が、何点になるのか?」ってこと。
恐らく留学試験を受けた全体のレベルからいうと、彼女の書いた文章は結論が無かったとはいえそこまでの内容と日本語はそれなりのレベルだったはず。
一方、近年の留学試験の受験者のダダ下がりのレベルにおいて、通常であれば「結論が無い小論文は0点である」(当たり前だけど)となるのが一般的な評価において、実際彼女の点数がどうなるのか、めっちゃ興味あります。
因みに、昼休に進学相談に行った専任の先生にもそのことを聞かれたらしく、彼女は最初に迷ったことに加え、「書きたいことが次から次へと湧いてきた」とも言っていたようです。
で、先生に「そんなん、その中から選ばなアカンやろ!」と言われた彼女は、「akky先生にも、ずっとそういう指導は受けてたんですけど、書きたいことが抑えきれませんでした。」と言ったそうです。
作家か
まああとは、とにもかくにも12月20日くらいに出る結果を待つのみですね~
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2016年09月25日
超今更やけど、留学試験(EJU)の他科目の英語受験って不公平じゃない?
また再来月に日本留学試験(EJU)が行われます。国公立大学を目指している学生にとっては、この試験が正念場になりそう。
ウチの進学コースでは、6月の留学試験の日本語の点数が、去年の留学試験の点数より50点くらい上がった学生が結構いて、11月の試験ではもっと上の点数を目指しています。
で、そういう学生はイイんですけど・・・日本留学試験って、日本語のテストは当然のことながら日本語のみの試験になっているんですが、他科目、例えば、総合科目(私の時代でいうと現代社会のような内容)、数学、物理、生物などは日本語だけでなく、英語受験も認められています。
ウチのトルコ人男子はこの英語受験を利用して、総合科目は7割強の点数を取れたので、「良かったね~!」って話をしてたんですが、ちょっと立ち止まって考えた場合、これってホンマにエエの?と思うようになってきてしまいました。
因みに、日本留学試験(EJU)の総合科目っていうのはこんな試験です → 基礎学力科目(総合科目)シラバス改訂版の公表
これって、もし日本語のレベルが低い学生が理解しようと思っても、到底無理な内容です。特に、非漢字圏の学生にとっては、この内容を知ってはいても漢字が分からないせいで、設問の内容や選択肢の意味が分からない学生が続出しそうです。
そこで、JASSO(この試験を作成したり運営したりしている団体)は、英語の翻訳の試験を作ったんだと推察されます。ここで、私の超素朴な疑問は、「なんで英語だけなの?」です。
他の言語が無いのはなぜ?
翻訳が英語のみである、妥当性がある理由を提示できるのかな?などなど、疑問は尽きません。
これって、実際のところ、昔多かった中国人留学生は概ね漢字で類推できるし、それ以外の外国人留学生(おそらく英語圏の白人の留学生だけを想定)は、英語の翻訳があれば条件は同じだろう、という想定をしたのだろうということが透けて見えます。
確かに、それで恩恵を受けてる留学生も少なからず存在します。でも、それ以外の母語や公用語の留学生はどうなるの?そこには配慮しなくてイイの?もし配慮しないのだったら、英語圏の留学生との公平性は担保できてるの?などと、最近は色々考えてしまいます。
特に、漢字もできないし英語もできないっていう、ベトナム人留学生がこの狭間でもがいてるっていうね。どっちのメリットも享受できない、かわいそうな存在です。
まあ、日本留学試験(EJU)の受験者数も今後はどうなってくるか分かりませんし、明らかに書店の留学試験の教材のスペースも減ってきてますしね。
JASSOさんは、ホンマにこの現状でいいのかどうか、考える時期にきてるんじゃないでしょうかね?
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ウチの進学コースでは、6月の留学試験の日本語の点数が、去年の留学試験の点数より50点くらい上がった学生が結構いて、11月の試験ではもっと上の点数を目指しています。
で、そういう学生はイイんですけど・・・日本留学試験って、日本語のテストは当然のことながら日本語のみの試験になっているんですが、他科目、例えば、総合科目(私の時代でいうと現代社会のような内容)、数学、物理、生物などは日本語だけでなく、英語受験も認められています。
ウチのトルコ人男子はこの英語受験を利用して、総合科目は7割強の点数を取れたので、「良かったね~!」って話をしてたんですが、ちょっと立ち止まって考えた場合、これってホンマにエエの?と思うようになってきてしまいました。
因みに、日本留学試験(EJU)の総合科目っていうのはこんな試験です → 基礎学力科目(総合科目)シラバス改訂版の公表
これって、もし日本語のレベルが低い学生が理解しようと思っても、到底無理な内容です。特に、非漢字圏の学生にとっては、この内容を知ってはいても漢字が分からないせいで、設問の内容や選択肢の意味が分からない学生が続出しそうです。
そこで、JASSO(この試験を作成したり運営したりしている団体)は、英語の翻訳の試験を作ったんだと推察されます。ここで、私の超素朴な疑問は、「なんで英語だけなの?」です。
他の言語が無いのはなぜ?
翻訳が英語のみである、妥当性がある理由を提示できるのかな?などなど、疑問は尽きません。
これって、実際のところ、昔多かった中国人留学生は概ね漢字で類推できるし、それ以外の外国人留学生(おそらく英語圏の白人の留学生だけを想定)は、英語の翻訳があれば条件は同じだろう、という想定をしたのだろうということが透けて見えます。
確かに、それで恩恵を受けてる留学生も少なからず存在します。でも、それ以外の母語や公用語の留学生はどうなるの?そこには配慮しなくてイイの?もし配慮しないのだったら、英語圏の留学生との公平性は担保できてるの?などと、最近は色々考えてしまいます。
特に、漢字もできないし英語もできないっていう、ベトナム人留学生がこの狭間でもがいてるっていうね。どっちのメリットも享受できない、かわいそうな存在です。
まあ、日本留学試験(EJU)の受験者数も今後はどうなってくるか分かりませんし、明らかに書店の留学試験の教材のスペースも減ってきてますしね。
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大阪で10年くらい日本語教師をやってます!日本語教育とか、語学学習・習得なんかをメインに読んだり書いたりしてみたいと思ってます♪ 恩田陸⁄ローカル路線バスの旅⁄エヴァ⁄Jazz⁄Christina Aguilera ⁄観葉植物⁄料理⁄豚骨醤油ラーメン⁄犬 などが好きです。
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