2020年10月18日
元学生男子と元同僚の先生2人と飲みに行ってきた やっぱ雑談は贅沢でもあり難しくもあり
ちょっときっかけが何だったかは忘れてしまったんですが、Facebookで繋がっている元学生の中国人男子とメッセージをやり取りするようになり、「会いましょう」ってことになり、リアル対面で会う運びとなりました。
やり取りの途中で、元同僚の先生の話になり「先生たちも誘っていいですか?」と聞かれOKしたので瀬尾の先生方とも久しぶりに会うことに。
お一人の先生は、このエントリ(→経験も知識も豊富で価値観が近い先生2人と都島のベトナム料理を食べに行って思ったこと4つ)でもお会いした私の最初の師匠(→先輩ベテラン日本語教師とオンライン飲み会をやってみて分かったことと考えたこと)とも言うべき先生でもあります。
それと、今回会った中国人男子は、先日のエントリ(→元学生の中国人男子と先斗町の豆八さんでランチ食べてきた)に書いた中国人男子と同じクラスなんですよね。
なんかここ最近、同じクラスの学生から別々に声がかかることが多いです。
梅田の阪急百貨店前っていう非常に広い範囲の待ち合わせ場所指定だったので見つけられるか不安だったのですが、私が彼を発見したところへお2人の先生が来て合流。
で、4人で東通り商店街のスペインバルへ移動。
すみません!料理の画像一切ありません。撮るの忘れてました。
っていうのも、お1人の先生とは5年ぶり、元学生とは実に7年ぶりだったのでお互いの近況報告に忙しかったから。
概ねの近況報告会が終了すると、あとはひたすら雑談。
最初はやっぱりコロナ関係。
まあこればっかりは今のところどうしようもありませんけどね。
で、中国人男子は私のブログもFacebookを通して読んでくれているらしく、「先生、こないだJR淡路駅に行ってたんですよね?」とのコメントが。
こちらのエントリ(→どんどん格差が開いていく都市と地方の鉄道インフラ)。
私が「そうそう。最近梅田にも結構人が戻ってて、特に土日はどこ行っても人が多いから、土日は敢えて近めの郊外に行ったりするんだよね。」と言い、その町の名前を挙げると「セレクトがシュールですね。」って言われました。
確かに若干ディープな町かも。
それから、このお店への道すがら元学生に既に言われていたのが、「先生の授業は、教科書の例文だけじゃなくて日本の社会的な題材を使っていてその点で他の先生とは違うなって思ってましたけど、当時の私には正直難しかったです。」ってこと。
私が担当した時は、彼は中級クラスで日本に来たばかりのタイミングだったので、その時に本人にも言いましたが、おそらく私の授業を難しいと感じていたのは、
・日本人の話す日本語に慣れていなかった。もっと書くと、日本語の音と文字があまり一致していなかったから
ではないのかなと。
特に私は教科書の例文だけをなぞる授業は行っておらず、当時の時事的なネタを絡めた例文を提示していたこともあり、彼のように日本に来たばかりで中級クラスに入った学生にとっては若干難しかったように思います。
ただ、彼が私の授業を難しいと感じていたのも事実で、私にとって雲の上の先生(→私にとって「雲の上の」お2人の日本語教師)の特にできない学生を引っ張り上げる先生が授業を担当していたら、彼はそう感じることもなかったかもしれません。
なぜなら、説明も例文も超シンプルだから。
そこで、その先生を話題にし如何にすごい先生だったかを説明した上で、 「その先生の授業を見た時に、私がいくら経験を積んでもその先生のレベルに到達することはないってことが分かったので、『カリスマ日本語教師』とか『スーパー日本語教師』を目指しても無駄だってことが理解できたおかげで、早めに諦めがついたことが私のキャリア形成には良かったなって思ったんだよね。」って言ったところ、その先生とは面識がない先生は結構衝撃を受けていたようです。
私の師匠とも言うべき先生も、「確かにあの先生の授業は真似できないですよね。」って言ってはりました。
それで思ったのは、今日本語教育に携わっている人には、そのレベルの先生と会ってコミュニケーションしてほしいなってこと。
かなりのパラダイムシフトが起こると思うから。
今回の飲み会の雑談で最も多かった話題は、おそらく元学生男子の会社の話。
個別具体的な内容は書きませんが、日本の会社で働くのは日本人でも大変なのに外国人が働くのはマジで大変なんだなと。
私はこの飲み会の後半は口数が少なくなっていて、元学生くんは若干不満そうだったんですが、私が発言を控えていた理由は、
キミに話したいことがいっぱいあって、実際にたくさん喋ってたから私は遠慮してただけなんだけど
ってことなんですけど。
飲み会が終了し店を出て駅に向かっている時に、元学生と彼の日本語の上達についての話になったので、私が飲み会での彼の日本語の間違いについて指摘してあげたところ、「ありがとうございます!勉強になりました!」って言ってくれたんですよね。
外国人留学生の日本人に対する不満としてよく聞いてきたのが、
日本人は自分の日本語が間違っていても指摘してくれない
ってことが圧倒的に多い。
日本人って、変に遠慮して間違っていてもスルーしちゃうんでしょうね。
彼のような向上心がある学習者には、間違っている日本語や間違っているとは言えないまでもできていない部分は、ジャンジャン指摘してあげましょう。
駅に到着し、師匠じゃない方の先生が「またこのメンバーで会いたいですね。」ってことでお別れ。
いやいや、マジで楽しかったです。
本当に今回の飲み会は純粋に雑談でした。
雑談って本当に贅沢だなって思いつつも、発話量のバランスやタイミングなど難しくもあるなってことを再認識。
まあこう言う雑談を心置き無く展開できる会は、贅沢でもあり貴重です。
ほな、さいなら!
日本語ランキング
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やり取りの途中で、元同僚の先生の話になり「先生たちも誘っていいですか?」と聞かれOKしたので瀬尾の先生方とも久しぶりに会うことに。
お一人の先生は、このエントリ(→経験も知識も豊富で価値観が近い先生2人と都島のベトナム料理を食べに行って思ったこと4つ)でもお会いした私の最初の師匠(→先輩ベテラン日本語教師とオンライン飲み会をやってみて分かったことと考えたこと)とも言うべき先生でもあります。
それと、今回会った中国人男子は、先日のエントリ(→元学生の中国人男子と先斗町の豆八さんでランチ食べてきた)に書いた中国人男子と同じクラスなんですよね。
なんかここ最近、同じクラスの学生から別々に声がかかることが多いです。
梅田の阪急百貨店前っていう非常に広い範囲の待ち合わせ場所指定だったので見つけられるか不安だったのですが、私が彼を発見したところへお2人の先生が来て合流。
で、4人で東通り商店街のスペインバルへ移動。
すみません!料理の画像一切ありません。撮るの忘れてました。
っていうのも、お1人の先生とは5年ぶり、元学生とは実に7年ぶりだったのでお互いの近況報告に忙しかったから。
概ねの近況報告会が終了すると、あとはひたすら雑談。
最初はやっぱりコロナ関係。
まあこればっかりは今のところどうしようもありませんけどね。
で、中国人男子は私のブログもFacebookを通して読んでくれているらしく、「先生、こないだJR淡路駅に行ってたんですよね?」とのコメントが。
こちらのエントリ(→どんどん格差が開いていく都市と地方の鉄道インフラ)。
私が「そうそう。最近梅田にも結構人が戻ってて、特に土日はどこ行っても人が多いから、土日は敢えて近めの郊外に行ったりするんだよね。」と言い、その町の名前を挙げると「セレクトがシュールですね。」って言われました。
確かに若干ディープな町かも。
それから、このお店への道すがら元学生に既に言われていたのが、「先生の授業は、教科書の例文だけじゃなくて日本の社会的な題材を使っていてその点で他の先生とは違うなって思ってましたけど、当時の私には正直難しかったです。」ってこと。
私が担当した時は、彼は中級クラスで日本に来たばかりのタイミングだったので、その時に本人にも言いましたが、おそらく私の授業を難しいと感じていたのは、
・日本人の話す日本語に慣れていなかった。もっと書くと、日本語の音と文字があまり一致していなかったから
ではないのかなと。
特に私は教科書の例文だけをなぞる授業は行っておらず、当時の時事的なネタを絡めた例文を提示していたこともあり、彼のように日本に来たばかりで中級クラスに入った学生にとっては若干難しかったように思います。
ただ、彼が私の授業を難しいと感じていたのも事実で、私にとって雲の上の先生(→私にとって「雲の上の」お2人の日本語教師)の特にできない学生を引っ張り上げる先生が授業を担当していたら、彼はそう感じることもなかったかもしれません。
なぜなら、説明も例文も超シンプルだから。
そこで、その先生を話題にし如何にすごい先生だったかを説明した上で、 「その先生の授業を見た時に、私がいくら経験を積んでもその先生のレベルに到達することはないってことが分かったので、『カリスマ日本語教師』とか『スーパー日本語教師』を目指しても無駄だってことが理解できたおかげで、早めに諦めがついたことが私のキャリア形成には良かったなって思ったんだよね。」って言ったところ、その先生とは面識がない先生は結構衝撃を受けていたようです。
私の師匠とも言うべき先生も、「確かにあの先生の授業は真似できないですよね。」って言ってはりました。
それで思ったのは、今日本語教育に携わっている人には、そのレベルの先生と会ってコミュニケーションしてほしいなってこと。
かなりのパラダイムシフトが起こると思うから。
今回の飲み会の雑談で最も多かった話題は、おそらく元学生男子の会社の話。
個別具体的な内容は書きませんが、日本の会社で働くのは日本人でも大変なのに外国人が働くのはマジで大変なんだなと。
私はこの飲み会の後半は口数が少なくなっていて、元学生くんは若干不満そうだったんですが、私が発言を控えていた理由は、
キミに話したいことがいっぱいあって、実際にたくさん喋ってたから私は遠慮してただけなんだけど
ってことなんですけど。
飲み会が終了し店を出て駅に向かっている時に、元学生と彼の日本語の上達についての話になったので、私が飲み会での彼の日本語の間違いについて指摘してあげたところ、「ありがとうございます!勉強になりました!」って言ってくれたんですよね。
外国人留学生の日本人に対する不満としてよく聞いてきたのが、
日本人は自分の日本語が間違っていても指摘してくれない
ってことが圧倒的に多い。
日本人って、変に遠慮して間違っていてもスルーしちゃうんでしょうね。
彼のような向上心がある学習者には、間違っている日本語や間違っているとは言えないまでもできていない部分は、ジャンジャン指摘してあげましょう。
駅に到着し、師匠じゃない方の先生が「またこのメンバーで会いたいですね。」ってことでお別れ。
いやいや、マジで楽しかったです。
本当に今回の飲み会は純粋に雑談でした。
雑談って本当に贅沢だなって思いつつも、発話量のバランスやタイミングなど難しくもあるなってことを再認識。
まあこう言う雑談を心置き無く展開できる会は、贅沢でもあり貴重です。
ほな、さいなら!
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